経験が必要
電気工事士の資格を取得するためには、検定試験に合格しなければなりませんが、検定試験に合格しただけでは、資格を取得したことにはならないというのは、電気工事士の特徴と言えます。電気工事士は、電気を扱う危険な仕事を担っている人材であるため、工事や修理などをする際には、免許状の携帯を義務付けられています。その免許状を取得するためには、条件があるのです。
第2種電気工事士の場合は、専門学校や大学、短大などの機関で、電気工事などについての知識や技術を身に付け、卒業すると同時に、免許状が交付されます。しかし、第1種電気工事士の場合は、大学や短大、高等専門学校などで電気工事についての知識や技術を身に付け卒業したあと、3年以上の電気工事などの経験を積まなければ、免許状が交付されません。また、それ以外の教育によって検定試験に合格した場合には、5年以上の経験を積まなければ交付されないとされています。
また、工事担任者や電気工事施工管理技師などについては、分野が専門職になるため、知識や技術だけでなく、豊富な経験や判断力など、その人の技量も優れている必要があります。そのため、キャリアを積み上げなければ、こうした資格を取得することが出来ません。